前回のブログからずいぶん時間が経ったので捉え方の偏りの一つめとして「全か無か的思考」を挙げたのを改めて確認しときます。成長と共に多様性を学んでいくのですが、ストレスが高まり精神的に余裕がなくなると考え方が退行し「白か黒か」に思考が単純化され色々な可能性が見えなくなり自分や周囲に失望して、自分を苦しめるといったことですね。
今回は「過度の一般化」と言われるのを少し説明したいです。ある一つの出来事だけで、同じような状況になると「また○○になるだろう」と決めつけるのです。時間、場所、相手が違っていようと結果は変わらないと思い込むのです。一方ドリカムの「何度でも」という歌の中で「一万回だめでへとへとになっても一万一回目は何か変わるかもしれない」というフレーズがあります。どんな苦しい状況でも挑戦を続けていけば結果が変わることもあり得るのを多くの方は理解したり自分自身で体験したりあるいは願ってたりしているはずですが、人によっては「一事が万事」と考え、失敗やうまくいかない事から学ぶことなく可能性を自ら閉ざして素晴らしい成功や経験を逃してしまいます。たいへんもったいないと思いませんか?
挑戦しても大抵は失敗します、試行錯誤してもやはり期待するような結果が出る可能性は低いです。だからこそたまたまであれ偶然であれ成功は貴重なもので価値のあるものです。それ以上に挑戦するその前向きな姿勢こそが更に価値があるものだと私は思っています。最近は失敗した自分を体験するのを避け挑戦をしない風潮があるのが残念ですが、ただ自分を振り返った時、やはり失敗する自分を見るのが嫌で避けてきたなあと思い返し「自分の事は棚に上げてわかったような事を書くな」と自分にツッコミを入れたいですね。その一方あの時勇気をもってトライしとけば今とは違った自分になれてたのかな?と後になって心が疼く時があります、そんな後悔・未練を引きずらないためにも成功を獲得するためにも最初から諦める様な考え方は避けた方がやっぱりいいかなと思い直して今回は筆をおきたいと思います。
副院長