外来看護師の心得

こんにちは、昨年外来に配属となった看護師です。
当院での入院病棟勤務は数年ありますが、それまで外来勤務経験が無い初心者となります。その中で仲間の力を借りつつも、難しいなぁ、やりがいがある等、あっという間に過ぎた1年を振り返り、これからの2年目に向けての心構えや目標についてのお話を、今回は、2つ程させて頂きます。

 まず、勤務中は『静穏に』をモットーに、自分自身の緊張感を表に出さない事を、心がけています。一つ例に上げると、当院を初めて受診される患者様に、お声掛けをする時は、特に緊張します。患者様も緊張や不安感が強い状態で、来院されている事も多いと思いますので、ご挨拶一つするにしても、患者様の表情や様子を見させて頂きながら、少しでも気持ちを和らげることができる様、自分の声のトーンや目の動き、話し方や姿勢を変化させつつ、対応する様に努めています。
 もちろん、再診の患者様にも同様に緊張します。来院された時の体調や精神状態等は、日々異なります。そういう患者様にも、寄り添う姿勢を念頭におき、自分自身の緊張感と闘いながらも、より良い接遇と高い看護スキルの実施しを目指し、患者様に安心して外来受診して頂ける事を目標に行動しています。
 次に、『時間の使い方』を大事にする様にしています。精神科看護師は、患者様の話をゆっくり傾聴しながらの、コミュニケーションによる看護ケアも、重要であると考えます。しかし、“時間の流れ”は、病棟と外来では、大きく異なり、外来配属当初は多くの戸惑いを感じました。それは、“限られた診察時間内において、スムーズな業務の運営をすること”に対してでした。そのためには、患者様と、ゆっくりお話する時間を取ることができないジレンマもありましたが、取れないなら、どうすれば良いのか?それは、他の外来スタッフと、その状況を分かち合い相談もしながら、限られた短い時間内であっても、個々の患者様との会釈一つ、目が合う一瞬の時間を大切にして、それを自分自身のモチベーションのアップに繋げながら、丁寧なコミュニケーションを図って行く事でした。
近頃では、顔見知りになった患者様の方から、優しいお言葉や笑顔での挨拶を頂戴することも増え、励まされたり、やりがいを感じたりする日々を過ごしております。まだまだ足りないことも多いのが現状で、お話をしたいことも山積みですが、今日は、この辺りで…。 
 
最後に、外来看護師一同は、力を合わせ当院の病院理念に基づき、患者様が信頼をもって心のエネルギーが向上出来ます様、多職種との連携をして、地域に定着できる質の高い医療を目指し努力して参りますので、今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

  外来看護師