「関わりの大事さ、関わり方の大事さ」について

私は約20年精神科の看護師として働いており、当院では2020年12月から縁があってお世話になり

今年の12月で丸2年となります。

 

私達精神科の看護師は精神保健福祉法という法律の下で患者様の看護を行っています。

この法律は患者様の人権を守り、安全・安楽な療養環境を提供していく上で必要なものであり患者様・家族、

そして病院のお互いを守るものであります。私は日々、その事を意識しながら看護業務を行っています。

 

患者様の看護を行う上で私がつくづく思うことは、「関わりの大事さ、関わり方の大事さ」という事です。

精神科には様々な疾患がありますが、例えば患者様が統合失調症という疾患であっても皆が皆同じ症状という事ではなく

患者様毎に症状は違うので、その状態を的確にアセスメントし、患者様に合った関わり方が必要となります。しかし、

その際の関わり方によって病状に影響を及ぼしてしまう様な事が経験上何度もありました。日々コミュニケーションをとる事で

この患者様にはどの様な関わり方が効果的なのかを経験し、失敗を繰り返しながらも患者様と信頼関係を築く為の関わり方を

学んできました。

 

私の所属している病棟は精神科一般病棟で、当院では入院を受け入れる病棟であります。

職員は経験豊富なベテランの職員が多く、患者様とも上手に関りを持つ事が出来ておりいつも学ばせてもらっています。

 

私は20年程精神科看護に携わっていますが、今でも日々学ぶことばかりで精神科看護の難しさを感じています。

と同時に回復して退院される患者様の笑顔を見てやりがいも感じています。

 

精神科に興味を持たれた看護師の方、一緒に働いてみませんか?

 

これからも他の職員と一緒に少しずつでも成長出来る精神科看護師でありたいと考えています。

病棟 師長