患者様に寄り添い、共に歩む看護を目指して

医療法人 杏林会 高知ハーモニーホスピタルは、高知県における精神科病院として精神科医療の一翼を担っており、看護部では病院理念の

『1.患者様が信頼感をもって医師や看護職員と話し合える環境を築きます』

『2.患者様の心のエネルギーが上がり、地域に定着出来る医療を目指します』

『3.職員ひとりひとりが医療の使命をわきまえ、常に質の高い、効率の良い医療を提供していくよう努めます』に準じ、

 

『多職種協働の医療チームで患者様の人権を尊重したかかわりを大切にし、安全・安心・良質な看護を提供します』

を理念に掲げ専門性の高い看護の実践を目指しています。

 

 

平成29年には入院医療中心の精神医療から地域生活中心という、精神障害者の地域移行または地域定着を進めるための地域づくりを目指すべきという

国の指針が示され『精神障害者にも対応した地域包括システム』の構築や、精神科医療を取り巻く情勢の変化にも柔軟に対応していくことが求められて

います。そうした中でより一層の地域移行を積極的かつ円滑に進めるために、多職種協働によるチーム医療を実践しています。

 

退院後も患者様一人ひとりのそのひとらしさを大切にし、夢や希望の実現、そして、充実した生活が送れる支援体制について、関連機関の協力を得て

連携を図りながら、患者様やそのご家族に寄り添った支援に努めています。

 

 

看護部では院内・院外研修等、精神科看護の専門職としての能力を向上させるための研修を通してスタッフの成長をサポートしています。

また、看護師の段階的な成長を、より確実に促進し、経験の質を向上させることが出来る院内現任教育プログラム(クリニカルラダー)を活用した制度を構築し、個々の看護師のキャリア開発についても支援を行っていかなければならないと考えています。

 

今後も当院で勤務する看護職員一人ひとりが精神科看護の基本である心の対話を大切にし、患者様及びご家族に寄り添った支援に努め、

皆様方に信頼され自分の大切な人を安心して任せられる病院となれるよう職員一同、尚一層努力してまいります。

 看護部長